ブラジル学校341人アンケート

2021年6月7日

愛知県内にあるブラジル学校で、中等教育(日本の高校に相当)を受けている生徒を対象にアンケート調査を行い、341人から回答が得られました。

「日本語に自信がない」

まず、「あなたはバイリンガルになりたいですか?」という問いに対し88%の生徒が「はい」と答えているにもかかわらず、日本語の会話および読み書きに対する自信は「自信がない」「あまり自信がない」と答えた生徒が合わせて70%にのぼりました。 また、各地域にあるボランティアの日本語教室を「知らない」生徒が44%、「知っているが行ったことはない」生徒が34%にのぼるなど、日本語学習支援の情報が行き届いていない現状も明らかになりました。




進路相談の相手は、「母」か「友達」

高校卒業後の進路相談について「誰に相談しますか?」という問いに対し、「母親」または「友達」と答えた生徒が各200人以上で最多でした。 どんな悩みがあるか?を自由回答で尋ねたところ、就職に関する悩みを記した生徒が56人で最多、進学に関する悩みを記した生徒が26人、日本語について記した生徒が20人でした。 また、どのような情報がほしいか?という質問に対しては、職業と進学に関する情報がほぼ同数で、それぞれ約50人でした。その他、「将来計画の立て方」「未来に対するモチベーションの上げ方」など、人生全般に関する内容も複数ありました。





2022年の再調査に向けて

この調査は、もともと外国にルーツをもつ高校生世代の若者を対象に幅広く実施する予定でした。しかしコロナの影響もあり、日本の公立学校に在籍する生徒には十分なアプローチができず、有効な回答数が得られませんでした。 そこで、今回の調査結果をふまえ、より充実した内容を再検討して2022年に改めて実態調査を行います。 また、それまでの期間に、外国にルーツをもつ青少年のキャリア教育プログラムを試験的に実施し、その成果も同時に検証できるよう進めてまいります。



 

この調査は、休眠預金を活用した事業の一環として実施しました